起業する人の多くの目標が上場です。周囲から認められて、業績が上がると、商品の数の増産体制をとるための設備投資をおこなったり、新たな商品開発のために資金を購入して研究開発をおこないます。そのような資金は、起業したばかりであると、銀行借り入れが一般的です。まだ実績がないだけに、事業内容や経営理念をベースに将来の損益計画や資金計画について説明をおこない銀行側に将来性の理解を得ます。得られると借り入れが可能になることが多いですが、内容によって限度額が変わります。またリスクの度合いによって銀行が設定する利率も変わってきます。企業サイドも借入金額以外にも利息という負担も大きくのしかかります。一方で、周囲に周知されて業績も好調になると銀行借り入れではなく自社株式を売りだして資金調達する方法に乗り出すところも多いです。その手段で有名なのがIPOであり株式公開になります。株主に自社株式を購入してもらい購入資金を資金として運用ができます。銀行からの借り入れとは違い利息の支払いはないですが、株主に対しては業績をあげて、その利益を還元する配当金を支払う必要があります。配当金は必須ではないので業績によっては支払いしなくても良く、この部分は銀行借り入れの利息とは違います。